2010年2月12日金曜日

足りないと売れない


「売れない商品には、何かが足りない」
   
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■好循環へのパターンとポイント■

(1) 「リクエスト」 (2)「モデリング」 (3)「Wハート」
(4) 「バージョンアップ・コーディネイト」を順序よくおさえる。

■1■ 「この部分で困ってるんだけど、あなたなら何とかできない?」と「頼まれたこと」をやる。これが「リクエスト」です。

■2■ 頼まれたことを既に解決している人に素直に学ぶ・・・「その道の達人の技を参考にする」これが「モデリング」です。

■3■ そこに「自分だけのガンバリ」じゃなく「依頼した人が喜ぶだろうなという思い」をプラスする。それが「Wハート」・・・

■4■ それを「あなた流にアレンジして、さらなる【思いやり】を付け加えてバージョンアップさせる」これが「バージョンアップ・コーディネイト」です。

※ 詳しい話は「こちら」を読んでください。

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よく「うちの商品があまり売れないから見て欲しい」という話があって、商品を見せていただくのですけれど、商品を見るまではドキドキしているのです。

「どうして売れていないのか、わからなかったらどうしよう・・・」なんて考えて、1人でドキドキしているのですが、商品を見ると、だいたいの場合が「ははぁ〜ん。ここだなぁ・・・」と見当がついてしまいます。

確かに、あれ?! どうして? というケースもあるのですが、そういう時は「商品は良い」けれど「営業マンにチカラがない」とか「売り方が違っている」というケース。

それも、いくつか質問していれば「なるほど・・・」という風に「あぶり出し」になってきます。それでもわからなければ、そちらにお邪魔するのですが、お邪魔すると、ほとんどが「なるほど・・・ やっぱりここか・・・」という話になるのです。


結論からいうと「何か足りない」か「順番が違っているか」ということ。基本は、それ以外にはないと言い切って良いようです。

たとえば・・・ 「ごはん」を焚くのに「水」が入っていないとか、「米」が入っていないとか、「フタ」をし忘れていたとか・・・ 

さらに、こういうケースもあります。焚いた「お釜」のまんま「どうぞ」って出したとか、茶わんのサイズがやたら大きくて「ごはん」を見ただけでお腹がイッパイになったとか・・・

逆に茶わんのサイズが、やたら小さくて「食べる気」がしなくなったとか。あとは、お箸がない。とか、「オカズ」がまるっきりない・・・とか、そういうことがほとんどです。


あとは「オカズ」ですね。これ・・・たとえば昼に「中華丼」を食べた、その夜に「中華炒め」だったら、これは食欲がなくなる。たとえば昨日「カレーライス」を腹いっぱい食べた次の日に「ハヤシライス」だったら、やっぱり食べたくなくなる。

こういうのは、その週のメニューの「順番」が違っているんですね。「和のあっさり」「洋のしっかり」「中華のあっさり」「和のこってり」・・・なんて順番ならガツガツ食べてしまいそうです。


細かく見ていくと、まず「ごはん」「おちゃわん」「テーブルコーディネイト」「おかず」・・・という大きな組み立てが必要になります。

それが、いっこずつ「リクエスト」「モデリング」 「Wハート」「バージョンアップ・コーディネイト」を順序よくおさえてあれば良い話です。


「ごはん」について「リクエスト」「モデリング」 「Wハート」「バージョンアップ・コーディネイト」・・・

「おちゃわん」について「リクエスト」「モデリング」 「Wハート」「バージョンアップ・コーディネイト」・・・

「おかず」について「リクエスト」「モデリング」 「Wハート」「バージョンアップ・コーディネイト」・・・

「テーブルコーディネイト」について「リクエスト」「モデリング」 「Wハート」「バージョンアップ・コーディネイト」・・・

他にも、まだあるかもしれませんが、こういう風にやっていけば「欲しくない理由」がなくなってしまうんです。


そのためには、まず「何が食べたいか聞いておくこと」が必要になります。次に「そのメニューの達人」の店を探す。本当をいえば「そこで食べて」、どうやって作るのか教えていただくのが一番・・・

そして「こういう風に作ったら喜ぶだろうなぁ〜」という「Wハート」と「あなたのスペシャル・コーディネイト」がプラスされれば完成ぇ〜〜っ!という話。


商品が「売れない」という時は、だいたい「何かが足りない」か、「順番が狂っているか」・・・

信じたくなければ、「売れている商品」を観察してみてください。そうすれば、きっと、その「なぞ」が解けるだろうと思います。


まずは「売れている商品」にあって、自分のところの商品に「足りないものは何かなぁ?」と「実際に並べて比較すること」から初めてみませんか?

「どうして?」と考えるのではなく「何が足りないのか?」「何の、どの順番が違っているのか?」 そう考えないと「足りないもの」が見えてこないのです。


あぁ・・・ これも付け加えておきます。

「どうして?」と考える人が上手くいかないのです。「どうして?・・・」と「・・・のに・・・」を使う人は「シングル・ハート」だから、うまくいかなくなってしまうのです。

だから、うまくいく人は「Wハート」で「何が足りない?」「何がちがう?」と考えるんです。理由は・・・ 統計の結果ですから、何とも説明のしようがありません。



こういう話を少しずつ、もっとわかりやすく、詳しい話で紹介していきたいと思っています。



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