2010年4月7日水曜日

本気で「商人」をやりましょう。No.25


(前回からの、つづき)

みずみずしい生活 

前回の話で完結しようとも思ったのですが、どうも気持が悪いので「まとめ」という意味で、もう少しだけ説明をしておきたくなりました。

「プライベート」な部分にクローズアップすると、このような「美意識」と「チャンス意識」の2つの大きな意識で成り立つ生活というものは、ちょっと考えただけでもきわめて「革新的」なものだと思います。

今までは「生活を守るため」とか「節約の工夫」とか「セカンド・ビジネスで収入を手にする知恵」とか「資産活用する計画」などといった「家政的な発想」によって生活に向き合ってきましたし、また暮らしそのものを支えてきていました。

しかし、この2つの意識を「価値観の軸」に置き換えていくと「美しさ」とか「ステキ」とか、さらに「楽しい」とか「うれしい」とか・・・ 「心理的な価値」に大転換することになってしまい、どうやら「生活の価値観そのもの」を根本から見直すことになると思われるのです。

どういうんでしょうか、久しぶりというか、何世紀ぶりにか「生活のイメージ」や「情緒的な人生を送る」といった感覚を取り戻す感覚・・・ 「万葉に生きた時代の自然に対する感謝とか敬いとか・・・」 「江戸時代の江戸に生きた町人の、イキな感覚とか、季節を感じる感覚とか・・・」そういった「生活のみずみずしさ」に対する「強い何か」・・・ きっと、こういう感覚が革命的に迫ってくる時代がやってきたように感じてならないのです。

いつの間にか忘れ去られてしまった「日本人らしい情緒的な感覚」・・・ いや、もしかすると「生活そのものに、もともとなかった感覚」だったのかもしれませんが・・・ もう「欲望と嫉妬」だけに、生活の全てを支配されてしまうのは、誰もが飽き飽きしてしまっているように感じるのです。

自分の大切な「人生の1日」、朝晩を振り返って「充実しているなぁ」「みずみずしいなぁ」「なんだか、とってもいいなぁ」と、しみじみ感じることができる生活、これが「人間らしい生活」ということに価値がシフトしていくように感じてならないのです。

そういうことを感じさせる年が本格的に始まりそうな兆しがいくつも見えてきています。そして、当然のことながら・・・「そういう生活者」「そういう消費者」「そういうお客さま」に本気で向き合う「プロフェッショナル」が「プロフェッショナル」として対応していく時代になっていく。

責任をもって、玄人らしい対応で受け答えをし始める時代。逃げも隠れもせずに、徹底的に責任を持った「ホンモノの職人」が、そういう生活者の支援を始める時代が始まったように感じているのです。

さて、今日はこのあたりで・・・


「世の中は、不変の摂理の縦糸と、新しさという横糸で成る。」




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