インターネット商店時代
ここまで、経営者のみなさん、商店主のみなさん、プロフェッショナルのみなさん、玄人のみなさん、どうぞ再勉強してください。というようなことをお願いし続けてきましたけれど、いざ、どうやって勉強するかという話になって、どんな材料があるのかなぁと色々見ていくうちに、こりゃいかん!と思ったのです。
「経営問題」や「流通問題」といったテーマで、現在、そういった専門雑誌や専門新聞とりざたされている問題は、のっけから、おおぎょうなテーマやタイトルのばかりが世の中のメディアにはびこり過ぎだと感じてしまったのです。ご立派な専門書や、ご立派な雑誌、大規模な企業のニュースを専門で扱っている業界新聞には、そういったテーマやタイトルの記事しか書いてありません。
大社長とか、大経営者の話だとかがその多くを占めていて、加えてポリシーだとかコンセプトだとか、なかなかむずかしいことがビッチリ書いてあります。普通の人が呼んで身につまされ、役に立つ情報というには、ちょっと「へだたり」のようなものがあるように感じてしまうのですが、いかがなものでしょうか。何というか・・・ もうちょっと日常の身近な例を使って、もう少しかみ砕いた記事があると良いのになぁと感じてしまいます。
そこで、専門家の先生がこの文面を読んだら怒ってしまうのではないか・・・というぐらい「かみ砕いて」「他の事例に例えながら」身近な話題で話を進めていってみようと思いました。これまでのエンドユーザーからの「苦情ヒアリング・アンケート調査」の内容を、わたしなりに分析した独断で申し上げるならば「2010年代は、中小商店の時代」になると思いますし、そういったことに焦点を合わせるべきだと考えています。
ここでは「街の商店主」の方々に向かって説明をしていきたいと思います。それぐらい「かみ砕いて説明」したほうが、インターネットという新しい世界に疎い「会社の経営者」の方々も、内容を理解していただけるのではないかと思うからです。
今まで通り、直接、対面して販売する方法を「リアル」というなら、インターネットを通して販売する方法は「バーチャル」です。そして、これをわたしなりに例えるなら「リアル」が、あなたのお店の「ご近所さん」で、「バーチャル」が、近道を通って裏通りを行けばすぐに到着する「新興住宅地」のようなものだと考えていただければ良いのだろうと思います。
しかも、あなたが「こだわり抜いて集めた商品」が欲しくて欲しくてたまらない人ばかりが住んでいる「新興住宅地」です。問題は、この「新興住宅地」を自分で作っていかなければならないということです。
たとえば、あなたが「こだわりの豆腐」を作っている人なら「こだわり豆腐タウン」というものを、自分で作り、そこに住む人を集めてこなければならないのです。バーチャルな世界では、いともカンタンに引っ越しができます。
ですから、あなたが作った「こだわり豆腐タウン」に引っ越してくるのもカンタンですが、他の人が作った「とってもこだわった豆腐タウン」という、別の新興住宅地に引っ越していくこともカンタンなのです。
まず、この「自分のファンの新興住宅地」を作らなければなりません。そして、距離に関係なく「リアル」に会いに来ていただく仕掛けも必要になってきます。
「バーチャル」と「リアル」は混在できますし、「バーチャル」が「リアル」になるからこそ、「リアル」がさらに「バーチャル」でつながっていけるのです。むずかしいですね。
新興住宅地のイベントも愉しい。そして、あなたの店の周りに住んでいる人たちの「地域の祭」はもっと楽しい。あなたの店の周りに住んでいる人たちの「祭」に参加した、信仰住宅地の人は、もっともっと「あなたのお店」のことが好きになる。
こういう図式が成立っていく時代なのです。「便利」とか「効率がいい」とか、「ただ美味しい」とかじゃなくて「楽しい」「面白い」がキーワードになってきます。
現在、インターネットを使って販売を行っていらっしゃる人の多くは「インターネットでは商品が売れない」とおっしゃいますが、そりゃぁそうでしょう。「他人の扱っている商品が好きな人の新興住宅地」に出向いていっても、あなたのお客さんが、そう多くいらっしゃるわけではありません。
販売サイト・・・などというものもありますが、確かに・・・ あれは「インターネット販売」の練習をするには非常に素晴らしい「練習場」だと思います。
いってみれば「学生さんが文化祭でやっている模擬店」のようなものですから・・・ あぁいうところに足を運ぶ人たちは「試食」「お試し」が目的ですから、プレゼント企画などには、ビックリするほど興味を示します。しかし、本来の、あなたのファンではない・・・
しかしながら、インターネットの「バーチャルな世界」は、まだ「よちよち歩き」の状態で、商売をやったことがないけれど、インターネットは得意・・・といった人が「バーチャル店舗」を構えていたりします。
わたしは総体的にインターネットの世界でも中小商店の方々がガンバルようになって、お店の個性や、商店街の特徴がハッキリして「新興住宅地の欲求や希望」も、商店が受け止めていく時代になると思っています。
さて、今日はこのあたりで・・・
「お客さん 引っ越したのは そこですか。」
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