2010年4月24日土曜日

本気で「商人」をやりましょう。No.42

「なぜ売れるのか、どうすれば売れるのか」シリーズの初めから読む





お客さまは、怒っているのです。

黙っている場合じゃありません。


「中流意識」が足を引っ張る。

2000年代が終り、2010年代がスタートしようとしています。テレビのアナログ放送も終わり、完全デジタル放送化もスタートする2010年代という新しい時代をむかえましたが、どのような「心持ち」でお過ごしになっていらっしゃるのでしょうか。

わたしの周りの人たちは、NPO法人という団体を作ったり、そういう団体のメンバーとして「社会活動」に参加する人たちもずいぶんと増えてきました。

面白いのは「社会的な奉仕活動」だけでなく「文化的な貢献活動」や「地元を活性化する活動」などという「色々なNPO法人」が存在していることです。

いまは、こういう「有志」のみなさんが、自分の生活を守るということだけでなく「社会的に役に立っている」という実感を持って過ごし始めていらっしゃるのでしょう。そういう様子を見ていると、なんだか今までとはちょっと違ってきたなぁという感じがします。

ところで、2010年代の見通しというか、予想というか・・・先々が、なんともハッキリしていませんよね。2000年代は、あなたにとってどのような時代だったでしょうか?「よかったですか?」「辛かったですか?」「うまくいきましたか?」それとも「たいへんでしたか?」 わたしの実感としては、どうやら、うれしい10年ではなかったように思います。

「バブル崩壊からの不況の影響」が残り、元気の良かった「小泉政権」は総理が入れ替わる度に失速していき、「リーマンショック」で世界的な不況が起こり、不景気から「物価狂乱状態」でデフレとなり、雇用問題が浮上し、政権が民主党に変わった・・・

期待していたら、高速道路はなかなか無料化にならず、子ども手当はどうなってしまうのか? 税制改革をやるんだ!というから応援したのに、フタをあけたら、これ以上の税金投入はない!というほどの大規模な税金の投入。民主党内の抗争で何とも不愉快な昨今・・・

いったい、どうなっているんだ? いったい、これから、どうなっていくんだ? という「今まで、じょうずに隠してきていたものの正体、実態がバレバレになっていく昨今・・・」まさに、こういった「失望と幻惑の10年」といったところではないでしょうか。

確かに、色々なことに腹が立ちました。ガマンもたくさんしてきました。そして、本当に頑張ったと思います。そして・・・ いま、この日本に残ったものは「中流意識」なのだろうと思います。

なかなか、ふてぶてしいようい思います。そうです、庶民は強いのであります。辛抱強いのです。わたしはこの「庶民の中流意識」を踏み台にして、日本の政治があり、経済があり、文化があるように思えてしかたがありません。

わたしは、庶民がどうして「こうも中流意識を持つのか」・・・とても「いじらしく」なってしまって涙さえ出てきそうになるのです。「インターネットによる商店の復活」「お客さまを増やす意味で、もう1店舗をインターネットの世界に建てている多くの競合」「Amazonなどの大規模な販売店の出現」「楽天や、Yahoo!などの商店街やテナントビルのような大型店の出現」・・・

これも、ちょっと視点を変えて考えてみますと、庶民大衆である「お客さまがたの中流意識」が、ドンと力強く鎮座している「おかげ」だといえるのではないでしょうか。

ここがカンジンなのです。何も、わたしは多くの方々が「幸せです」「満足です」といっていることに「ナンクセ」をつけようとしているのではありません。いろいろ「くだらないこと」が世の中にあふれているのに、いつの間にやらウヤムヤになってしまうことが問題だといっているだけです。

これは、庶民に、大衆に、「寛大過ぎるくらいの心の広さ」があるから」ではないかと、わたし自身、ひそかに反省しているところなのです。それは、悪くいってしまえば「物事に対して無反応になってしまったのではないか」と感じることが、あまりにもたくさんあり過ぎるからです。これが、もしかすると「日本人の文化」だというのでしょうか。本当にこれが「日本人の美徳」なのでしょうか・・・

わたしは、こう思うのです。「日本人よ、怒りたい時は、素直に怒ったほうが良くないのか?」「怒りたい時は、心の底から、一度くらいは怒ったほうが良いのじゃないのか?」「他人事だと考えて、遠巻きで黙っていないで、もっと怒ったほうが良くないのか?」

もう、ニヤニヤして他人事のように知らん顔を決め込んで、「結果、自分が、いいように周りに振り回されっぱなしでいたのでは、2010年代はやっていけない」と、わたしは感じてしかたがないのです。どうですか? そうは思いませんか?

リーマンショックを向かえて、わかったことは「自分の本当の気持に忠実な時代」が来ているということではないでしょうか。「ホンモノの時代」といわれて久しく、しかし「ホンモノ」は、実はニセモノ・・・ということがチラチラと見え隠れしてきました。

「ホンモノの高学歴者」であっても「本当に仕事ができるのか?」という部分にスポットライトが当たり始めました。「ホンモノの時代じゃない! 本当はどうなんだ? ニセモノなら怒るぞ!」そういう時代が到来してきたのです。

「ホンモノは要らない。必要なことは本当かどうかなんだ!」もし「本当じゃない」なら怒っても良い時代のような気がするのです。「ホンモノの味の冷凍ギョウザより、本当に安全な冷凍ギョウザ」が食べたい。「ホンモノです!と書かれた産地特産商品より、本当にその産地で獲れた特産品」が食べたい。「ホンモノの学者が唱えた【5分で億万長者になる理論】より、本当に給料が上がる方法が知りたい・・・

もう「ホンモノ」と書かれてあるものの「ウソ」がバレバレになっているのです。5分で億万長者になれるわけがないじゃないか!冷静に考えたら、そんなバカな話はないだろう。と、多くの人が「美味しそうな話」に「うんざり」しているのです。

デパートで値下げしない高級品が、うちの店で買うと70%OFF!なんて、絶対そんな話があるわけない!と、もう「詐欺まがいの手法」や、そういうことをやる人の腹の底が見透かされてしまっている。そういう時代に行き着いてしまっているのです。

相手がホンモノだろうと何だろうと、自分にとって本当にメリットがあるのかどうか・・・ そういう意味で「本当に【エンドユーザーの個人のメリット】を提供していく時代」になったのでしょう。「プロの商人」として「お客さま個人に忠実で、プロの商人として自分に忠実な時代」になってきたのだろうと思います。

働くほうが「自分だけがラクをしたい」「自分だけがトクをしたい」「自分だけがホメられたら良い」という「自己中心感覚」で仕事をすると、さんざんだまされて、もうゴマカシはイヤだ。と考えているお客さまに、こちらの「ゴマカシ」が一瞬で見破られる時代・・・

それくらい、お客さまの「感覚」は研ぎ澄まされています。もう「バレ」てしまうのです。お客さまが怒っている時に、どれだけ上手に「おべんちゃら」でごまかそうとしても、さっぱり通用しなくなっているのです。


さて、今日はこのあたりで・・・


「大切なのは本当です。ホンモノだけでは足りません。」




↑ 長い、むずかしい、専門的すぎる・・・と、大好評のブログです。



**************

ランキングに参加しています。




*********************************

■「商売道 伊吹流」 【公式ホームページ】へ

■「商売道 加納道場」【公式ホームページ】へ

*********************************

以下「拙著」紹介


*********************************

お陰さまで、ロングセーラーとなっています。
【 図解 接客サービスの基本がよくわかる本 】


¥1,050 Amazon.co.jp


**************

【 なぜ、シマウマがトップ営業マンなのか? 】
ヒット商品を作れる人になる・トップセールスマンになるためのエクセサイズ


¥1,470 Amazon.co.jp


**************

【 上司の急所 】
自由国民社・あたらしい“Work”の教科書〈1〉

¥1,260 Amazon.co.jp


**************

【 仕事の急所 】
自由国民社・あたらしい“Work”の教科書〈2〉


¥1,260 Amazon.co.jp


**************

【 人を出し抜く上司操作術 】 (凄ビジ・シリーズ)


¥1,050
Amazon.co.jp


**************