「商売道」なぜ売れるのか、どうすれば売れるのか。: 本気で「商人」をやりましょう。No.28

「なぜ売れるのか、どうすれば売れるのか」シリーズの初めから読む

「遅れている」という恐ろしさ

お客さまとキッチリ歩調を合わせる

くどいほど「遅れている話」を書いていますが・・・ここに書いているのは「経営戦略面」の話であって、「技術面」「ハード面」の遅れを書いているわけではありません。そんなものは、ここで、どれだけ書いても「しかたない」のです。

技術面の情報は、いくらでも専門誌が書店に並んでいますし、インターネットで検索すれば、入門情報などはすぐにピュピュっと画面に表示されてしまいます。そういう情報は、それぞれの専門家である、みなさんの世界のお話です。それに既に情報や知識がギッシリ、ぴっちり、用意されていますから、いくらでも調べることができるだろうと思います。

わたしはやはり、このブログを読んでいらっしゃる、経営者だったり、店主だったりする「あなた自身」の「売り方」が「遅れているのに遅れていない」という自信から起こっている「業績不振」を、まずどうにかしたいのです。

「遅れていることを、どこかでわかっていて、ひた隠しにしてドキドキしている不安」をまず潰してしまいたい。「遅れているのに、何も気づいてないアホさかげん」を、まず何とかしてしまいたい。

なぜなら・・・「プロのあなたが、そんなんじゃいかん！」と感じてしまうからです。ただ、イイワケしているだけ・・・　なにより、なぜ売上が上がらないのか、業績が上がらないのか、実は自分の中で、どこか理解している。

でも、自分のところの「顧客満足の動き」というか「売り方」というか・・・そういうものの「遅れ」を認めたくない・・・　でも、やっぱり業績は下がっている。いつまで、そんなことを続けているのでしょうか。放置している間に、時間切れでゲームオーバーになってしまいますよ。

「自分の会社の「売りかた」は遅れに遅れている」「自分の店の顧客満足の「仕掛け」は遅れに遅れている」「自社の商品の「パッケージ・デザイン」は遅れに遅れている」という「意識」を「可視化」していただきたいのです。これが「プロ」というものです。「商人」というものです。「玄人」というものです。

自分の会社・自分の店・自社の商品・自分の売り方が「遅れている」などということは、日常の中では、なかなか「本気で向き合えること」ではありません。そのうえ、とても「苦しいこと」だろうと思います。

辛いことです。イヤなことです。自分で素直に認められることではありません。何より不愉快です。気分が悪くなります。プライドを傷つけられます。古いコトバだと「こけんに関わる」問題です。世間体を考えると、素直に認められるような話ではないと思います。とても体裁が悪い話です。立場も何もあったもんじゃありません。カッコ悪いです。そう思います。本当に、そう思います。

しかし・・・です。あなたは「プロ」なのです。「玄人」なのです。「プロフェッショナル」なのです。ここが「勝負時」なんだと考えてください。「自分の感覚は贈れている」この「ひとこと」を、夜空に向かっていってみてください。鏡に向かっていってみてください。自分の会社の建物に向かっていってみてください。自分の店に向かっていってみてください。競合商品と並んでいる「自社の商品」に向かっていってみてください。

身が引き締まります。本気になれます。経営者、店主、責任者、プロの販売スタッフ、プロのセールスマンの皆さん。プロフェッショナルのみなさん。どうか「勇気」を出して、自己改革をしてください。「すすんでいるお客さま」に、ぴったりと歩調を合わせていくには、こうするしかありません。どうぞ、ガンバってください。

さて、今日はこのあたりで・・・

「認めよう。遅れていると認めよう。違うといっても売上落ちてる。」

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