2010年4月29日木曜日

本気で「商人」をやりましょう。No.47



「なぜ売れるのか、どうすれば売れるのか」シリーズの初めから読む





お客さまは、怒っているのです。

お客さまにはプライドがある


「文化人の気持」が充ちた小雨の土曜日

2月の「その日」は雨・・・ 奥さんを引っ張り出して、電車に乗って「京都」や「金沢」に行くのも考えもの・・・ そういう日に、庭のほうに目をやると「さざんか」の真っ赤な花が目に飛び込んできたりする。あぁ・・・隣の家の庭の「さざんか」ですけれど・・・ 真っ「赤な花びら」が、優しい雨の重さで「ハラリ・・・」と落ちたりする様子を眺めていたりすると、なんとなく「名作と呼ばれる本」を引き寄せたくなったりするものです。

結局、ニヤリとほくそ笑んで「読書」と「書店まわり」を選んだわけですが・・・  実に、なんというか・・・文化人になったような気分というか、充実した気分というか、柔らかな気分というか・・・ そういう「ゴキゲン状態」で自動車のエンジンをかけて、オフィスの近所にある「書店」に、いつものように足を運びました。

県内最大の書店の「本店」が、オフィスの近所にあるというのは、あまりにも「確信犯」のようですが・・・ いえ。本当は、狙ってオフィスの場所を決めてしまったのです。「県内最大の品揃え」なんてことを平気で言ってのけるような「意気込み」があるお店だけに、そりゃぁ、お客さんから見ても、お店の意気込みというものは、とても気持の良いものだったりします。

何より、最近の「書店」というものは「CD」だの「ゲームソフト」だのを充実して並べているだけに「活字離れしている」と言われている世代の人たちまで、わんさかと押し寄せてくるのです。賑わいがあるのは気持良いものです。お察しの通り、私はこの店で、週に何度かは書棚をのぞき、月に何度かは買い込んで帰ります。いってみれば「固定客」のようなものでしょうか。

一度顔を出した時は「フリー客」「一見客」と思われます。2度目に行けば「ひいきにしている客」ですかねぇ。3度目ならば「なじみ客」、たび重なれば「常連客」「大事なお客さま」・・・ 昔から、そうだったのです。商店街の「八百屋」さんも、「魚屋」さんも、「肉屋」さんも、「乾物屋」さんも、みんな、みんな、そういう風にして商売をしていらっしゃったのです。ずっと、ずっと昔から、そうなっていたのです。

わたしもそう思います。誰だってそう思うはずです。お客さんのほうですら、そういう風に思われて当然だと考えています。それが人情ってものでしょう。フリーで行く店があっても良いでしょう? ひいきにしたい店があっても良いじゃないですか。顔なじみになった店があっても良いだろうし、自分が常連客になってしまうお店があっても不思議じゃない。誰だって、これくらいに思い込んで通うものです。

ここのところが、商店街が消えてしまってから育った「若い人たち」には「体験」がないためか、どうやら「さっぱりわからない」らしいんですね。とても残念ですが・・・ なんというか・・・ 人情がないというか、ヒトの暖かさがないというか・・・

そうそう。いつも顔を出す書店でのことなのですが、さすがは週末。しかも雨の土曜日。みなさん外で遊ぶわけにもいかず、こういうお店で時間を潰していらっしゃるのか・・・ 本を買い求めるお客さまがレジのあるカウンターの前に、いつの間にか2列に並んでいらしたのです。確かに「レジ」がいくつか並んでいるカウンターでしたが、その時、カウンターの中にいるのは2人のスタッフ。

彼女たちの作業手順は、ごく当たり前のワンパターンです。「バーコードを読み取る」「代金を受け取る」「釣り銭を出す」「お礼をいう」「本にカバーをかける」「もう一度お礼をいって、カバーのかかった本を袋に入れて渡す」はい、できあがり・・・ のはずなんです。実際に、髪の短い右のレジの担当をしている女性は非常に手際が良い。

わたしが並んだほうの左のレジを担当している髪の長い女性はカバーをグズグズかける。やり直す・・・と妙に時間がかかってしまう。ていねいな仕事がしたいんだろうなぁ・・・と、ある意味、自分に一生懸命に言い聞かせてみたりする。しかし、もう少し「待っている人の気持」を感じてくれても良いんじゃないかなぁ・・・と、思い始めました。私は4番目、ひとつ前、3番目に並んでいるお客さんがイライラしはじめた。

なんだか「貧乏ゆすり」をしはじめて、鼻息が荒くなってきました。いや、確かに後に並んでいる人も「まだか、まだか・・・」と固唾を呑んで見守っているような空気が、私の並んでいる列に充満し始めたのです。しかし、この状態では誰もキレたりはしません。性格の問題なのでしょうし、仕事に慣れているかどうかの話でしょうから・・・ しかし、次のようなことになると、話は変わってきます。


さて、今日はこのあたりで・・・


「休日の 読書の時間も そこそこに
. 新たな本を 仕入れに 出かける。」




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